SSブログ

絵本「浮島の弁天さま」(神奈川県厚木市) [絵本(弁天・弁財天)]

絵本「浮島の弁天さま」
(水谷章三・文、石倉欣二・絵、神奈川県厚木市教育委員会発行、協力・日本民話の会)を
図書館で借りて読みました。

厚木市の古老に聞いた弁天さまのお話を、
1992年に絵本にしたのです。

発行が「教育委員会」、ということで
なにやらお堅いイメージを感じてしまい、
正直あまり期待していませんでした(^^;)

ところがーーー!

すばらしかったんです!
絵も文も。

すみませんでした・・・

相模川の中州のお社に祭られて
村の人々に大事にされていた弁天様の受難は、
明治時代に入ってから、役人の失政で
川の上流の木をやたらに切りすぎたことから
始まりました。
相模川の氾濫がひどくなったのです。

・・・なにやら読んでいて、かつての熊野本宮を
思い出しました。
和歌山の熊野本宮も昔は川の中州にあり、
やはり明治時代に上流の木をたくさん切ったために、
何百年もそこに鎮座していた本宮は
流されてしまったのでした。
今の本宮は、別の場所に遷座されて、中州にはありません。

さて、それで弁天さまの不思議な出来事が
いくつもおこり始めるのでした・・・・・

いつか参拝したいです。

☆浮島の弁天様☆ 神奈川県厚木市上依知 (上依知浮島弁天前バス停下車すぐ)









タグ:絵本 弁財天
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 2

kanageohis1964

こんにちは。

この話は初めて知りました。割と古い時代から川の上流の木を伐ると下流の氾濫が酷くなるという事例があったということなんですね。
by kanageohis1964 (2013-03-02 15:47) 

麻由紀

kanageohis1964 様、コメントありがとうございます。
気づくのに遅れまして、お返事が遅くなってしまいました。

>割と古い時代から川の上流の木を伐ると下流の氾濫が酷くなるという事例があった

「割と古い時代」とは、どのくらいのことをご指摘なのかわかりませんが、明治時代には、神社の合祀がかなり強制的に進められて、
こういうことは各地でおこったのではないかと、私はにらんでおります。
明治維新で行われた神仏分離、廃仏希釈、神社の合祀は、
今の日本に多大な影響を及ぼしている大失政と思ってます。

ところで、 kanageohis1964 様のページ拝見いたしました!
すばらしいですね~いつか私もこのような充実したHPを書きたいです。

by 麻由紀 (2013-03-14 12:48) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。